「コーチ vs AI」

チェンジライフコーチの福田です

今日は「コーチ vs AI」というテーマでお話ししたいと思います

最近、友達やクライアントさんから「コーチングってAIに置き換わっちゃうんじゃない?」と聴かれることが増えました

それに対する私の答えは、
「いずれはそうなるかもしれない」
「いまでも、なんちゃってレベルは出来るだろう」
「でも、自分が目指している”感謝される”レベルはまだまだ無理」
です

その一つの例として、私の師匠がデモとして見せてくれたコーチング対話を以下に説明します
そのデモでは同じクライアント役の人に、コーチングを行ってその結果、どう感じたのかを正直に話してもらうというモノで

レベルはPCC(プロフェッショナル)認定されるレベルで設定
①認定条件の技術は使っている→なのでPCC認定される
②クライアントが感動するレベルのやりとりがある
でした

実際、デモを視聴すると

①では、
 ・確かに質問とかをしていますがうわべっぽい
 ・その時々のクライアントの状況に合わせた反応(うなずき、促しなど)が出来ていない
 ・なので、クライアントも反応しているのだけれど、段々とうわべだけになっていく
 ・結果、確かに結論は出ているのだけれど、クライアントにやる気が起こっていない
 ・総括するとAIと会話をしているようで、確かに的確な質問などは帰ってくるけれどクライアントの発している多くの情報~声のトーンや言葉遣いの微妙な変化などを捉えた反応が出来ておらず、結果、クライアントの心が動かなくなっていく様が見て取れました
 ・終わったときのクライアント役の感想は何も思いつかない・無でした

②では
 ・最初のテーマ設定からクライアントの小さな声のトーン変化を捉えてフィードバックすることでクライアントが真に話したいテーマを引き出したり
 ・質問とかのロジックから外れて、メタコミュニケーションを活用して本音を引き出したり
 ・何より、クライアントの話を深く利いて、クライアントか気付いてことまでフィードバックして気付きを呼び起こしたり
 ・AIで試してみましたが、まだここまで利いて話を促したりは全く出来ませんでした。
  確かに的確らしい質問やフィードバックは返してくれるのですが、何かずれている
  こちらが話している情報の捉え方がまだまだ浅い~声のトーンとかペースとか利けていない
  なので確かに一定のレベルまでの答えは出るのだけれど、いつまでも違和感が残ってしまいやる気にまでつながらない
 ・それに対して、感覚的表現で申し訳ないけれど師匠の方は、コーチが全体のハンドルをしっかり握っていて気持ちよくそれに乗っている感が凄かったです
  クライアントが気持ちよく話して、自分で答えを出して、自分で決断する ~それが出来ていました
 ・クライアントが前のめりになって話しているのがすっごく伝わってきました
 ・クライアントの感想は”感動した”、やる気に火がついたでした
 ・それだけでもなく、終わった後しばらくしてクライアント役の人の中で”また気がついた”とコーチングの余韻が残って続いていました

以上、私の結論としては”AI”は今時点ではPCCで求められているレベルの受け答え、質問はできる
確かに、一定の結論や決断を導き出すことは出来ると思う
しかし、プロに比べてクライアントを観察して会話や思考の方向性などをハンドリングするという能力が低く
クライアントが心の底から対話に集中し、高品質な対話や思考が出来るレベルには至らない
なので、感動レベルのコーチングはまだまだ難しい

と考えます

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