結・私が落ちた鬱の世界について語ります

鬱の世界の最終回です

一度は鬱から抜けたものの、ついた思考の癖は隠れていてまた倒れました
そこからどう抜け出したか

鬱の思考の癖はとても根深いものでした

そして鬱の時は自分で作り出したストレスが心の中で大きくなって
通常の思考とか記憶に充てることができる領域が狭くなっているので
気がつくといつのまにかネガティブなことを考えていて、
それが何故かも分かりませんでした

なんとかこころと体を休めて少し良くなったら復職してストレスがたまり
また倒れる。そんなことを5~6年は続けたと思います
このままで行ったら死ぬまで鬱か…先に明かりの見えない暗闇でした
今電車に飛び込んだら楽になれるのかな?と思ったこともあります
辛いけれどこの心がなくなるのは嫌だな、そう思って思いとどまりました

復職を支援するデイサービスであるリワークにも通いました
そこで、認知行動療法やコーピング、運動療法など
いろいろな手法を試しました
でも、どれも私には有効ではありませんでした

特に認知行動療法に出てくる”認知のゆがみ”という表現には
強い違和感を感じました
今思えば”ゆがみ”と言う言葉にその言葉を選んだ人の強い主観性=偏見を
感じ取っていたのだと思います

そんな中、やっと明かりが見えました

SIMTの佐藤先生というマインドフルネスで鬱などからの脱却を目指す
方との出会いでした

マインドフルネスを身につけることで、
まず、勝手に動いて嫌なことを考えようとする心を静めることが
できるようになりました
何故そんなことができるかも教えていただき、実践で体感したので
安心してその練習に取り組むことができました

心を静めることができるようになると、心の疲れが取れ始めました
段々と心の中のストレスが占める割合が減り出しました
今まで会社を休んでできたのはここまででした

次に、心の動きを観察し始めました(それができる余裕ができたので)
心を自分と切り離してながめる=観察です
そうすると、ネガティブな嫌な思考が湧き出し始めたのに
気付くことが出来はじめました

そしてついに気付いたとき”心の一時停止ボタン”を押すことに成功しました
(全部が全部気づけたり、ストップできたわけでもありませんがそれでOK)
そこで自分と対話できるようになりました
「それって事実?」「前にこれが出たときに有効な対策は?」…

そうして段々とネガティブ思考が勝手にあふれ出すことが減り
出てきてもその場で対処して止めたり流したりできるようになって
心が軽くなり、普通な思考や記憶が戻ってきて
私は徐々に鬱から抜け出ました

でも、マインドフルネスを始めてからここに至るまでに
私は3年掛かりました(他の人は1年程度のようです)
辛抱強くお付き合いいただいた佐藤先生には感謝しかありません

さらに、この自分の心の観察〜一時停止ボタンのスキルはその後の私の
大きな力になりました
コーチングでも習いさらに磨きを掛けることで、
7つの習慣の第一の習慣に出てくる
「感情や思いつきにそのまま振り回されないで、心を一時停止させて
 自分と対話してどうするか納得した上で決める」
ことができるようになっていました

このスキルを身につけることで、反省はするけれど後悔はしない自分に
慣れたと思います

さて、以上で鬱の世界は終わりです

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