私が落ちた鬱の世界について語ります
鬱の世界について、書き残したいと思います
私は40代半ばで管理職になった時、働き過ぎで鬱に落ちました
その時のことを思い出せる限り書いていきます
始まりは出勤の電車の中でした
”いきなりの動悸”に驚いて電車を降り、
吐き気を感じたのでトイレの個室に飛び込み、そこで吐いてしまいました
その時は鬱などと言う言葉は頭に浮かんでいませんでした
何かの病気だろうぐらいの意識で、吐いちゃったからなぁと家に帰りました
家に帰って食事もお風呂もいつも通りでした
しかし次の日の朝、私は起き上がることができませんでした
怖いという感情で頭が一杯になって動き出す力が出せませんでした
それでもなんとか会社に体調不良で休むことを伝えると
不思議と気持ちが軽くなり、普通に動き出すことができるようになりました
これはメンタルをやったのかもしれないと言う想いと
まさかという想いが頭の中で交互に勝手に湧き出し続けました
今となれば会社のストレスが原因の鬱でしたが
その時はそんなことは考えもしませんでした
考えたくなかったというのもあるんだと思います
次の日も状況は同じでした
体はちゃんと動くのだから、メンタルだな、やっとそう納得しました
その頃はまだ比較的心が元気だと思っていましたから、
早く手を打って早く復帰しようとメンタルクリニックの扉を叩きました
そこで先生から下された診断は”鬱”、”長期の自宅療養をお勧めします”
というものでした
正直なその時の気持ちは、”ほっとした”と”長期で休むのか?”が半々でした
前者は病名がはっきりしたことと
深層心理で仕事のストレスから解放されるというのがあったと思います
後者はやはり休むと言うことに後ろめたさを強く感じていました
先生の”ここはしっかり休んできっちり直しましょう”という言葉に
背中を押してもらって、そこから半年間の病欠に入りました
その間は自分の心を軽くするようなことを選んでやって
平常に近いレベルにまで戻ったと”思い込んで”いました
半年後、会社に復帰しました
上司が仲間が気を遣ってくれて、負荷の低い部署でのリハビリ的な復帰でした
でもその時私は心がとても弱くなっていることに気がつきました
ちょっとしたことで心が高ぶったり、涙が溢れたりしました
しかも、自分でその変化に気付けていませんでした
復帰して数ヶ月経って気持ちが穏やかなときに、あれ、こんなだったっけ
と自分の変化に気づくことができました
ああ、自分はまだメンタルが弱っているんだなとそこで自覚できました
それまでは早く戦力として戻らないと焦っていましたが
それをもっとゆっくり着実に戻していく方向に舵を切り直せました
お陰で復帰してから1年後、通常業務を割り振ってもらえるようになりました
”これで大丈夫”、そう安心したのですがそうは問屋が卸してくれませんでした
そしてその時の鬱がまだ浅かったと言うことを後々嫌というほど
感じることになります
そのお話はまた後日
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